そのうち、ときには本人の実力をはるかに越えると思われるような問題にも出合うことがありましょう。
当人は途方に暮れ、お先真っ暗の状況感の中で、挫けそうになりますが、四方八方塞がるときというのは、そうならないと動こうとしない本人の中の何かを飛躍させるための、見えざる計らいである場合があります。少なくともそうした可能性に思いを巡らしてみることは、ときに非常に有益だと思われます。
苦しみの渦中にある人に「山より大きな獅子は出ない」とか「ピンチはチャンスだ」のような言葉が今ひとつ心に届かないときも、「行き詰まりは脱皮の後押し」という構図を用いて探ってみると、新たな手がかりを得やすいのではないでしょうか。
不思議に助けられる超確率現象をしばしば体験し、そのことがさして意味のない遠回りを省いて使命遂行を促進する計らいであろうと考えると、それでも頑強に残った困難というものには、何か積極的な意味のあることがますます想像されます。

